子供のいじめが問題になっています。
子供は日々成長していきますが、その成長過程の中で、自分とは違った特徴を持った相手を意識するようになります。
子供は、精神面の発達が大人に比べるとまだ未熟な面があるので、
自分と違った特徴を持った相手を、批判的な目で見てしまったり、受け入れることが出来なかったりします。
そして、それが「いじめ」に繋がっていくことが多いのです。
いじめが増えているとは言っても、すべての子供がいじめられる訳ではありません。
「いじめに遭いやすい子の特徴」というものがあります。
いじめが、この世からなくなるという事はあまり現実的ではありませんが、いじめの対象から外れることは出来る可能性があります。
その為にも、いじめられやすい子供の特徴を知っておくことは重要です。
では、いじめられやすい子供の特徴とはどのようなものなのでしょうか?ご紹介していきます。
【見た目に特徴的なことがある】
体型が、あまりにも痩せすぎたり、太りすぎたりしていると、それだけでいじめの対象になる可能性があります。
体型は見た目だけではあるのですが、子供からすると、とても目立つ要素になります。
また、体の見えるところに大きなあざがあったり、髪の毛が天然パーマだったりという事でもからかわれる対象になることもあります。
何か嫌な事を言われても、その子が冷静に意思表示が出来れば良いのですが、
嫌な事を言われても、黙ってしまったりニコニコしていたりしていると、言った相手も「言っても大丈夫だ」と思ってしまい、
そこからいじめが始まってしまう…ということも考えられます。
【身体的に障害をもっている】
子供は、「障害をもっている」という事をきちんと理解していなかったり、親が障害について間違ったことを教えていたりすると、
障害を持った子供の動き方や、しぐさなどを見て面白がってしまったり、からかったりする事があります。
障害を持った子供が「自分は何も間違っていない」「からかわれる理由はなにもない」と理解していて、それを相手に伝える事が出来れば良いのですが、
「自分は他の子と違う…」と感じて殻に閉じこもってしまったりすると、いじめの対象になりかねません。
【内気すぎ・目立ちすぎ】
気が弱く、誰かに嫌な事を言われても「嫌だ」と言えなかったり、大人しくてあまり自分の意見を言えない子。
そういう子は、いじめっ子に「こいつには何を言ってもいい」「こいつは自分の言うことは聞く奴」と思われてしまいやすいです。
また、逆に他の子よりも、ずば抜けていい成績だったり運動が出来すぎる子。
その子一人だけが目立ってしまうと、
他の出来ない子が、勝手に見下されていると感じてしまって、「あの子嫌だよね」と仲間を作り、
集団でいじめが始まってしまう可能性があります。他にもリーダーシップを発揮したり、特殊な才能を持ってる子・・・歌とか字が上手かったり・・・
目立ちすぎても、目立たなすぎても良くないようです。
日本の学校教育は協調性を重視していますからどうしてもこの辺りは難しいのかもしれませんが・・・
【自分だけ周りと同じ事が出来ない】
他の子が当たり前にできるようなことが、一人だけ上手く出来ない子。
それが1つだけなら良いのですが、いくつもあると
「なんで出来ないの?」「あの子がいるから授業が遅れた」
などの反感から、いじめの対象になりやすくなります。
【まじめすぎる】
真面目なのはいい事だと思うかもしれません・・・しかし、真面目だということは融通が利かないということでもあったりします。
特に小さいうちは男の子なんかは特にいたずらが好きだったりします。
みんながいたずらをしている中で頑固一徹にその輪の中に加わらない真面目な子・・・
結局こういう子もハブられてしまう一因になってしまったりするんです・・・
いかがでしょうか。
アメリカなどでは、自己主張が出来ない人はダメだという考えがあり、自分の考えをしっかりもつ事が重要視されます。
しかし、日本人は最近こそ個人の主張を尊重する傾向になりつつありますが、知らず知らずのうちに「皆と同じ」であることが重要視されています。
ですから、周りと違う事をしたり、違う特徴を持っている人を見ると「あの人なんか違う」と思われ、いじめの対象になってしまうようです。
大人であれば、いじめがあっても自分で逃げ道を作ったり出来ますが、
子供は、親に心配かけないようにと自分の中に閉じ込めてしまったり、
親に言ったらさらにいじめがエスカレートしていくのではないかと思ってしまったりして、
自分ではどうすることも出来なくなってしまうこともあるのです。
では、もしも自分の子供がいじめに遭っていたらどうすればよいのでしょうか。
次は、親が子供をいじめから守っていくにはどうすればいいのかをご紹介していきます。
子供のサインを見逃さない
まずは、子供がいじめられやすい特徴を持っていないか確認してみましょう。
もちろん、その特徴があるからといってお子さんに非がある訳ではありません。
ですが、いじめの対象にならないように注意してあげる必要はありますね。
そして、今のお子さんはどんな状況なのかを探ってみてください。
いじめが始まっている場合だと、親に知られたくない気持ちや、嫌な事を思い出したくない気持ちなどから、学校の話をしたがらなかったり、親との会話自体が減ってきます。
また、友達と遊びに行かなくなったり、家にいる事が多くなったりします。
体は元気そうなのに、体調不良を訴え学校に行きたがらなくなり、いじめのストレスからイライラするようになったり、親に反抗的な態度をとるようになります。
子供がいじめられるかな?と思ったら
もしも、お子さんがいじめられているのではないかと思ったら、まずは、本人に話を聞きましょう。
単刀直入に「いじめられるの?」と言っても、話してくれない可能性があります。
まずは、「最近学校どう?」「最近元気ないけど何かあった?」「何か話したいことない?いつでも相談にのるよ」と声をかけてみて下さい。
大切なことは「どんなことがあってもあなたの見方だよ」という事を伝える事です。
いじめられている子供は、心がいっぱいいっぱいです。
優しく力強く受け止めてあげましょう。
いじめられていることが分かったら…
お子さんが話してくれたり、いじめられている現場をみてしまったりして、いじめられているという事実が判明したら、
まずは、お子さんに「あなたは一人ではない、私たちも一緒に闘うよ」という事を伝えてあげてください。
絶対的な見方がいることは、お子さんがいじめに立ち向かう勇気になります。
いきなり親が入っていくと、いじめがエスカレートする場合もありますので、まずは子供同士で解決出来るように後押ししてみましょう。
いじめっ子に「嫌だ」「やめて欲しい」と真剣に伝えてみるように話しましょう。
気が弱く「そんな事絶対に言えない」という子だったら、体と精神を鍛える為に、空手などの格闘技を始めてみるのも良いですね。
自分に出来ないと思っていた事ができるようになったり、精神的に鍛えられる事で、自分に自信がつき、その自信は、普段の生活にも現れるようになります。
すると、いじめっ子対しても強い気持ちで接することができるようになり、いじめがなくなっていくことも考えられます。
子供同士の解決が難しいようだったら、次は、学校に相談しに行きましょう。
担任の先生にいじめがあるようだと伝え、その子の様子を注意深く見てもらうようにしましょう。
真摯に受け止めてくれる先生ならば、いじめている子とクラスを離してくれるということも考えられます。
ところが、学校側がいじめを認めないケースもあります。
子供同士でもダメ、学校も当てにならない…としたら、転校させるという手段もありますが、これは学区域の問題や学校側の事情で難しい場合もあります。
そういった場合、探偵を雇うという手段もあります。
探偵に、「いじめられている」という証拠を掴んできてもらうのです。
いじめっ子やその親、または学校に、何を言ってもダメな場合はこの方法が有効です。
学校の中での出来事というのはどうしても親には不可侵である場合が多く、踏み込んでいけない領域でもあると思います。
探偵に依頼して望遠レンズなどで子供が学校でどのように過ごしているのかきちんと把握してもらって、証拠をとり、教育委員会に訴えるなど学校側を証拠でもって動かすというご両親が最近増えています。
ちょっと費用は掛かりますが、深刻ないじめの問題を早期で解決するには探偵を雇うのも一つの手だと言えます。
お子さんのいじめの問題にお悩みでしたらご相談ください!
個人的におススメなのは
原一探偵事務所です。
調査実績43年という業界随一の実績に全国展開しているという大手ならではの利点もあります。
ぜひ相談してみてくださいね!
最後に…
「いじめ」特に子供のいじめは、相手を思いやる気持ちがなく、卑劣な場合も多くあります。
お子さんの尊い命を守る為に、どんなに忙しくても、親はいつも子供が学校でどのように過ごしているのかを気にかけ、
お子さんが自信をもって毎日を過ごせるようにしてあげたいですね。
いじめられている子の特徴を書いてきましたが、
この特徴があったからと言ってその子が「ダメな人間」という訳では決してありません。
むしろ、個性があることは、素敵な事なのです。
ですから、親はその子の個性を、存分に認めてあげましょう。
その上で、その子がいじめられないように・いじめがなくなるようにしてあげられるといいですね。
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