勇気を出して探偵に調査依頼をする決意した方にとって、探偵事務所での面談というのは、ちょっと緊張する場面ではないでしょうか。
ですが、ご自身の大切なお金をかけて調査依頼する訳ですから、探偵選びに失敗はしたくないですよね。
相談員との面談は、探偵を選ぶ時の重要な考慮ポイントとなります。
そこで今回は、探偵と調査依頼で面談する時に、どのような事に注意して面談に挑めばいいのか、チェックポイントと注意点についてご紹介していきます。
面談の必要性
早く調査を開始して欲しい方や、知らない人と会って話すのは緊張してしまう方は、
わざわざ面談をしなくても、
電話依頼だけで調査して欲しい
と思われるかもしれません。
ですが、面談をすることでその探偵事務所の雰囲気や対応などを直に見ることが出来ます。
またどのような相談内容なのかを、直接会ってしっかり探偵側に伝えることで、
調査の内容や、調査にかかる金額、調査期間についても電話よりも詳しく知ることが出来ます。
もしも実際に会ってみたら、探偵側の対応が想像していたものと違ったり、依頼したくないなという思いが出ていたら、
そこで契約を保留にしたり、契約自体をしなくてもいいのです。
面談は、基本契約の場ではありませんので、嫌だなと思ったのならば契約する必要はないという事は頭に入れて面談に挑んでくださいね。
面談は、「この探偵を選んで本当に良いのか」という確認の場でもあるのです。
面談に行く服装
これは普段通りの服装で行った方がいいです。
稀にお金がないと思われたくないという心情で豪華な服を着て探偵と面談をされる方がいますが、探偵と会う事自体があまり人に知られるといいことではありません。
目立ってしまうと知り合いの目に付いたりしてしまう可能性がありますので、普段通りの服装で面談に赴くようにしてください!
面談の場所
面談の場所は基本こちらから指定できます。基本は探偵事務所が一番望ましいですが、全国展開している探偵事務所であれば、その事務所まで出向くのが遠いという方もいます。
喫茶店などで面談も可能ですが、ここで少し問題が発生します。
それはあなたの近所での面談は避けた方がいいということです。
近所の目は侮れません。
あなたが探偵と近所の喫茶店で真剣な表情で話しているのを、知り合いに見られたら、その知り合いはどう思うでしょうか?
(何かあったのか?)
(話している人誰?)
と思い、○○さんが見知らぬ人と真剣な表情で話し込んでいた・・・
なんて噂を立てられかねません。
その火消しにあなたが「探偵と面談していた」と話してしまえば、その事実が調査対象者の耳に入ってくる可能性だってあります。
ですから面談には絶対に知り合いと鉢合わせにならない場所を指定してください!
探偵と面談する際の注意点とポイント

では、続いて探偵と面談する際に気をつけるポイントをご紹介していきます!
まずは信頼できるのか
探偵は、あなたのプライベートに踏み込んだことについてが仕事内容になる特殊な仕事です。
時には、あまり人には言いたくないような、私生活に踏み込んだ内容の話をしなくてはならないことも出てきます。
それなのに、話している時にこちらの目を全く見てくれない、話しの途中なのに遮って違う話をされた…
など、あなたの感じ方で信頼関係に欠けるような場合には、どんなに大手で実績がある事務所であったとしても
一旦契約を考える時間を置いた方が良いかもしれません。
人間としての相性は非常に大事です。面談の人だけがそういう人なのかもしれませんが、結局は類は友を呼びます。
面談という仕事の玄関口とも言えるポジションにそういう人間を配置しているのです。その事務所自体にそういう人間が多い可能性が高いでしょう。
また、実際に探偵に依頼した後でも、何か気になる事がでてきたらすぐに連絡を出来るような相手である方が良いでしょう。
これは、例えば調査の進み具合を聞いたり、調査に必要である情報を思い出したらすぐに連絡出来るような間柄であると、
調査もスムーズに進みますし、あなたも安心して調査が終わるのを待つことが出来るようになるからです。
最近ではラインで連絡をくれる探偵社もあります。
でも相性が悪い人間に自分のラインを教えたくないですよね!そういう意味でも自分のラインなどを教えても大丈夫な人間か確認するという点に重点を置いて面談にのぞんだ方がいいです!
探偵事務所として信頼がおけるのか
人として信頼がおけると感じたのならば、探偵事務所として信頼がおけるところなのかを確認しましょう。
信頼できるか出来ないかのポイントをいくつかご紹介しておきます。
<探偵業届出証明証>
探偵業を営む事務所であるのなら、公安委員会に探偵業届出証明証を提出する義務があります。
公安委員会に許可されて初めて探偵として生業に出来るのですが、未だにもぐりの探偵がいることも事実です。そういったもぐりな探偵に引っかからないためにも、探偵業届出証明証は必ず確認しましょう!
探偵側から提示する方が望ましいですが、提示がなかった場合にはこちらから提示を求めたほうがいいですね。
探偵事務所での面談なら飲食店の「食品衛生責任者」の様に壁にかかっていることが多いです。
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行政書士 石川法務事務所HPより引用
<料金の見積もり・料金提示>
料金についても、キチンと確認しましょう。
電話相談の時にある程度の金額を聞いている場合には、その金額から大幅に高額になっていないか、
提示された金額の他に調査が終了時に多額の請求がくることはないのかなど、気になる事は残さないように聞くようにしましょう。
そこで言葉を濁したり、曖昧な返答が返ってくるようならば、信頼性に欠けますし、
後から多額の請求をしてくる詐欺まがいな事務所であることもありますので、注意しましょう。
探偵事務所とのトラブルで一番多いのが金銭関係のトラブルです。
調査にかかる費用がどんどん高騰していって、結局何にいくらかかったのかよくわからなかったり、大した調査書も提示されることもなく
「わからなかった」
で済まされる場合もあります。
探偵に依頼する際に金額があいまいな事務所は正直怪しいと言わざるを得ません。
きちんと調査にいくらかかるのか・・・面談で提示してくれる探偵事務所か確認するようにしましょう!
また、その金額であなたの調査して欲しい事を全て網羅して調査してもらえるのかの確認も必要でしょう。
例えば、浮気調査ならば浮気している証拠はもちろんのこと、浮気相手の情報を知りたい場合はそこまで調査してもらえるのか…
人探しの場合には、探す意相手の居場所の他に、その人の勤務先や現在の家族構成の事なども調査してもらえるのか…
というように、詳しく知りたい情報がある場合には、その調査料が全て含まれた金額なのかを確認するようにしましょう。
<調査期間・調査の日時>
調査期間も料金に含まれてきます。
あなたの調査したい内容に合った調査が出来る日数設定になっていますか?
後から調査日数を増やされて、多額の請求が来るなんてことにらないか確認しましょう。
調査の日時についても、実際に浮気調査を依頼して、例えば「明日は調査しても絶対に証拠は出ない」という事が分かったら、
調査員に連絡すれば、多少の融通を利かせてもらえるような探偵事務所であると安心できますよね。
また、逆に「明日は絶対に怪しい!」という事が分かった場合にすぐ対応してくれる!そんな融通を利かせてくれる事務所でも同じことが言えます。
<調査方法について>
探偵の事については詳しくないから、調査方法についてはお任せします…と任せっきりにはしないで、
どのような方法で調査してくれるのかを確認するのも、探偵選びする時の判断基準になります。
例え、探偵について詳しくない依頼者に対しても、丁寧に説明してくれもらえる探偵ですと安心して任せられますよね。
その際に、調査に使用するカメラや、尾行方法なども質問すればきちんと答えてくれるとより安心出来ます。
配偶者のデートの尾行をしてもらう場合、使用する車、調査員の数、どういう調査員なのかやベテランなのか新人なのかの調査員歴などもきちんと教えてくれる探偵事務所だと安心して依頼できる探偵事務所だといえるでしょう!
<調査結果について>
調査が終了した後に、探偵からの調査報告書の提出がありますが、どのような内容が送られてくるのかについても事前に確認しておきましょう。
調査報告書はもちろんのこと、証拠写真を押さえてもらう場合には、実際にはどのような仕上がりになるのかサンプルなどを見せてもらうと良いでしょう。
そして、実際に調査結果がでた時には、郵送で調査結果を送ってもらうのではなく、事務所に出向いて結果を聞くことをおススメします。
そうすることで、調査結果に疑問点があれば、直接聞くことが出来ますし、これからのことについても相談する事も出来ます。
ここが重要なのですが、
アフターケアをしている探偵事務所であれば、事前に結果をきいた後、あなたがどうしたいのかを事前に確認してくれます。
浮気であれば、再構築(やり直す)のか離婚で配偶者に慰謝料と養育費、浮気相手に慰謝料を請求できるか等、
そういった事務所の場合は、あなたの希望を考慮して調査結果を報告してくれることでしょう。
そして、その後の希望に沿って弁護士を相談してくれたりしてくれますので、そういったフォローがあると、あなたが結果を受け止める時の不安も和らぐのではないでしょうか。
<契約について>
探偵を選ぶ時には、あなたにその探偵に依頼するかどうかの決定権があります。
探偵の中には、色々と理由をつけてあなたの不安をあおり、早く調査をした方が良いように思わせて、面談で契約を迫ってくる場合もあります。
ですが、実際にどんなに調査をした方が良い場合であっても、その探偵に依頼するかを決めるのは探偵側ではありません。
慎重になりすぎる程に選んでから、本当に信頼できる探偵に調査を依頼しましょう。
あなたが、本当にその探偵に依頼することに納得出来たら、いよいよ「契約する」という運びになります。
探偵業の法律では、契約前に「重要事項説明」を行う決まりになっています。
重要事項とは、主に<守秘義務を守ること><調査方法や料金についての説明><契約解除について>についてで、探偵側から説明を受けることになっています。
もしも、説明がないのなら説明を要求しましょう。
重要時効説明を受けたら、契約書に書かれている内容をしっかりと確認しましょう。
あなたが調査して欲しい内容がきちんと明記されていますか?
調査期間や調査費用はあなたの希望に沿ったものになっていますか?
一度契約すると、依頼を取りやめる時にはキャンセル料がかかりますが、キャンセル料がいくらになるのかという記載がきちんとされているのかも確認しましょう。
そこまで確認して、あなたが内容に納得することができたら契約することにしましょう。
最後に…
色々と確認してくる依頼者は、探偵側から嫌がられるのではないか…と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、これは大きな間違いです。
探偵側に任せっきりにするのではなく、あなたの欲しい情報についてキチンと調査してくれるのかについて細かく確認する事は、
探偵側に緊張感をもって調査に取り掛かってもらえることにも繋がります。
捜査に自信のない探偵の場合には、「うちでは難しい」と断られることもあるかもしれませんが、そういった場合にも落ち込む必要はなく、
あなたが大切なお金をかけて依頼する訳ですから、自信をもって調査してくれる探偵を他に探せばいいのです。
これは、「明らかに無理な事を言って探偵を困らせろ」と言っている訳でも、「何かにつけて文句をつけろ」と言っている訳でもありません。
例えば「二人でホテルに入っていく写真が欲しい」という場合でしたら、キチンと二人の顔が分かるように撮って欲しいとか、
当たり前の事を言葉にして伝えることで、結果的に効率的に自分の欲しい情報を手に入れる事が出来るということです。
最近では優秀な探偵をピックアップして無料で紹介してくれる探偵のマッチングサイトもあります。
最近は認知度も上がってきて、雑誌で特集されたりテレビで取りあがられたりもしているサービスです。
自分で探偵を探す自信がないという方はぜひぜひ利用してみてください!
いかがでしたか。
慣れない方にとっては、探偵事務所との面談は緊張する場面であると思います。
ですが、ご紹介してきたポイントをチェックすることができれば、
きっとあなたに合った優秀な探偵選びをすることが出来るでしょう。
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